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Case
2025.12.24
【開催報告】「強くあたたかい組織・コミュニティ」のつくり方〜”成果・推進力”と”楽しさ・居心地の良さ”の両方を兼ね備えるための3つの要素〜

2025年12月18日、CRファクトリーはオンラインセミナー「『強くあたたかい組織・コミュニティ』のつくり方 〜”成果・推進力”と”楽しさ・居心地の良さ”の両方を兼ね備えるための3つの要素〜」を開催いたしました。

NPO、市民活動、地域活動、サークル活動など、志を持って集まるボランタリーな組織において、「いかにメンバーが生き生きと活動し、かつ成果を出していくか」は共通の大きな課題です。当日は、代表の呉哲煥が講師を務め、1万5,000名を超える診断データから導き出された「コミュニティキャピタル」の概念を軸に、組織運営の要諦をお伝えしました。

非営利組織が直面する「推進力」と「居心地」のジレンマ

多くの非営利組織・ボランタリー組織は、社会や地域を良くしたいという純粋な想いから出発します。しかし、活動を続ける中で、多くのリーダーが次のような壁に突き当たります。

  • 「強さ」に寄りすぎた場合: 成果やスピード、推進力を高めようと張り切りすぎると、メンバーが疲弊し、ついていけなくなってしまう。結果として関わりが弱くなり、離脱者が増え、組織全体の持続可能性が低下する。
  • 「あたたかさ」に寄りすぎた場合: 楽しさや関わりやすさを重視するあまり、仲は良いけれど事業が前に進まないというもどかしさに陥る。社会課題の解決やビジョンの実現という本来の目的が形骸化してしまう。

本講座では、この「成果・推進力=強さ」と「楽しさ・居心地の良さ=あたたかさ」のどちらか一方を選ぶのではなく、その両方を兼ね備える「両輪のマネジメント」の重要性を提示しました。

強くあたたかい組織をつくる「3つの要素(因子)」

CRファクトリーの研究(コミュニティキャピタル研究会)によって、強くあたたかい組織には共通して以下の3つの要素が高いレベルで備わっていることが明らかになっています。

1:理念共感と貢献意欲

団体のビジョンや目的に心から共感し、「自分も力になりたい」と思う感覚です。非営利組織のエネルギー源は、まさにこの「共感」にあります。 講座では、リーダーが「なぜやるのか(Why)」を言語化し、語り続けることの重要性に加え、「上流プロセス(企画段階)」からメンバーを巻き込むことが提案されました。単なる作業の受け手ではなく、構想段階から関わることで、メンバーは「お客さん」から「当事者」へと変容します。

2:自己有用感

「自分が役に立っている」「ここに必要とされている」という実感です。 これを育むためには、「役割と出番のコーディネート」が不可欠です。面談や日々の雑談を通じて、メンバーの一人ひとりの興味や得意(Want/Can)を把握し、適切な役割を配置すること。そして、日々の小さな貢献に対して「ありがとう」「助かった」という感謝のフィードバックを伝えることが、モチベーションを支える潤滑油となります。

3:居心地の良さ

メンバー間の関係性が良好で、一緒にいるのが楽しい、落ち着くと思える感覚です。 「組織の成功循環モデル」が示す通り、関係性の質が向上すれば、思考や行動の質が上がり、最終的に結果の質に繋がります。講座では、業務連絡だけでなく、お互いの人間性を知るための「相互理解」の時間を意図的に設けることが推奨されました。

参加者の声

今回ご参加いただいた受講者のコメントをご紹介いたします。
理念共有とその理解浸透の重要性や、関わる人たちの相互理解、適材適所、いずれも基礎として共感するものばかりでした。一方で、それを実行する仕組み仕掛けの難しさも感じるところで、今後そのコツやテクニックを習得したいと思いました。
(参加者アンケートより、受講者様から許可をいただいたものを抜粋)

今回のセミナーを通じて、参加者の皆様が「中長期的に」「構造から」良い組織をつくるためのヒントを持ち帰っていただけたなら幸いです。

CRファクトリーでは、今後も「すべての人が居場所と仲間を持って心豊かに生きる社会」を目指し、コミュニティマネジメントの知見を広めてまいります。

さらに学びを深めたい方へ

より実践的なスキルを学ぶ「コミュニティマネジメント塾(オンライン版)」が2026年1月より開講いたします。ご興味のある方は、ぜひHPの各ページをご覧ください。無料のオンライン説明会も随時開催しておりますので、お気軽にご参加いただけますと幸いです。

▼【オンライン説明会】第9期「コミュニティマネジメント塾(オンライン版)」

▼【プログラム詳細】第9期「コミュニティマネジメント塾(オンライン版)」

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